業績判断・意思決定には価値判断基準(ものさし)が必要です。
経営の羅針盤となる経営計画を一緒に作り上げます。
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社長が見たい情報をリアルタイムで把握できる業績管理体制の構築を支援し、早期月次決算実現します。適時な記帳に基づく申告書の品質を税理士が保証します。
適正な決算・申告によって、行政・金融機関等からの信頼性向上に貢献します。
毎月の監査・税務アドバイスにより、不必要な紛争を未然に防ぎます。
複数の選択肢の中から、最前の選択(ジャッジ)をして頂きます。
【こだわり その1 活きた経営計画 Vol1「活きた経営計画とは」】
私たちのサービスは、「活きた経営計画」から始まります。
「活きた経営計画」とは...
・経営者の意思がちゃんと吹き込まれた経営計画で、
・行動に結び付くものであって、
・毎月の業績管理に役立つ「モノサシ」となるもの
すなわち、事業のPDCAサイクルに直結するものだと考えています。
経営計画でどんな未来を描くかは、企業それぞれですが、経営判断には、「モノサシ」が必要です。
これは規模の大小や業種かかわらず、です。
(なぜ「モノサシ」が必要なのかについては、次項で)
私たちは、全てのお客様に、経営計画の策定をして頂いています。
お客様と一緒に、会社の方針から、売上・粗利・固定費、それから資金繰りについて、しっかり検討してもらいます。
もちろん、この1年、「何をするか」についてもです。
1年の経営判断の基礎になるものですから、真剣です。
私たちにとっても、経営助言の根幹をなすものですから、じっくりお話を聞く大事なチャンスでもあります。
まさに「1年の計は経営計画にあり!」です。
作った経営計画は、毎月の業績と照らし合わせて、立ち位置を確認し、打ち手を考えることで、じわじわ効果が出てきます。
いきなりですが質問です。...
今月の売上1,500万円 と聞いて、どう思いますか?
比較対象がないと、評価できませんね。
例えば、前年が1,400万円だったら、いかがですか?
「前年よりよかったので、よかった」と言えますね。
同業のB社は、2,000万円 と聞きました。
「すごいなぁ もう少し頑張らねば」というところでしょうか。
といったように、「基準」があることで、評価ができますし、
「基準」によって、評価がガラっと変わってしまいます。
「今月の経営成績はよかった!」
というのは、何と比較して、判断しますか。
前年でしょうか。同業者でしょうか。
もちろん、どちらも大事なモノサシです。
しかし、最も大事なモノサシは、その企業の「こうなりたい」姿を目指すなかでの「今あるべき姿」ではないでしょうか。
その「あるべき姿」が「経営計画」なのです。
モノサシとなるべきなのは、魂込めて作った「経営計画」です。
例でいうと、
経営計画で決めた、今月のあるべき売上と比較します。
あるべき売上が1,550万円でした。
それを比べて、「ああ、50万円足りなかった、なんでかな。」という判断となり、売上未達になった原因を調べ、打ち手を考えます。
売上計画を、
A商品 1,000万円
B商品 550万円
と立てるのならば、
今月の売上1,500万円の実際の内訳も比較する必要がありますね。
A商品が足りなかったのか、B商品が足りなかったのか?
そして、粗利は確保できているのか??
(ここ、実は業績管理の大事なポイントなのですが、また後日書きますね。)
まとめますと、
・「モノサシ」は比較する基準。
・「モノサシ」が必要なのは、「モノサシ」があることで、評価ができるから。
・「モノサシ」となるべきは、「経営計画」
ということです。
という理由から、私たちはお客様に経営計画作成をおすすめしてます。
そのうえで、毎月の業績を経営計画と比較する、業績管理を支援しています^^
せっかく作る経営計画は、有効に活用頂きたいですしね!
「よし!ダイエットするぞ!5キロ痩せるぞ!」
という目標を立てても、残念ながら気合いでは痩せません(泣)。。...
どんな運動をどのくらいやって、食事は何を食べて何を制限するのか、具体的に決めてかからなければ結果は出にくいですよね。
経営も同じ。
「売上は20%アップ」「固定費は10%削減」という目標(経営計画)を掲げても、具体的な行動が明らかにならなければ、意味がありません。
「絵に描いた餅」になってしまいます。
具体的というのは「なにをどれだけ」が明らかである、という意味です。
5W2Hが明らかなのがベストですね。
「今年の売上目標は 前年比 120%だ!」と営業マンに発破をかけたとしても、具体的にどうしたらいいか、腑に落ちるでしょうか。
具体的な行動が、想定できるでしょうか。
例えば、
「A商品を ○○をターゲットとし、○○というルートで、単価○○円で○○件・・・」
「B商品を・・・」
というように、
「なにをどれだけ」を明らかにすることで、
「じゃあ、A商品の受注目標は○○件で、目標商談数は○○件、そのためにはアポイントを○○件…」
と具体的な行動を考えることができますね。
飲食店ならば、直近の 客単価 と 客数 を把握したうえで、目標単価と客数を計画に織り込むべきでしょう。
「固定費10%削減」を掲げるならば、
・圧縮できる固定費はどれか
・現実にどのくらい削減できるのか
・削減するための行動は何か
まで考えたうえで、
・かけるべき固定費も無理に削っていないか、増やすべきものはないか
も注意したいところです。
「活きた経営計画」は具体的な行動につながるものでなくてはならない。
そう考えていますので、経営計画を作るときは、かなり突っ込んでお話を伺います。
経営の方向性も共有でき、毎月の月次報告にも活きてくる貴重な情報でもあります。
そして、「なにをどれだけ」を具体的に詰めた計画だからこそ、毎月の業績管理(振り返り)にじわじわ活きてきます。
経営計画は、ぜひ作って頂きたいですが、
・具体的な行動に結び付くようにつくる
・作って終わりではなく、毎月振り返って打ち手を考えて
最大限活用頂くのが、私たちのこだわりです。
こんな声をよく聞きます。
「経営計画作っても、ぶれてしまうから、必要性を感じない」
そうですよね。
計画を作っても、その通りいかないと心が折れてしまいそうですね。勉強も、ダイエットもそうですね・・・(泣)
会社や事業は生き物です。
ロボットではありませんから、うまくいくときもあれば、いかないときもあります。
全く読めないことも、あります。
新たな年度を迎えるとき、社長は、経営者は、どんなことを考えますか?
今期は、
お客さんを○○人増やしたい。
今期は○○円の黒字にしたい。
従業員の給料を上げてやりたい。
新製品をリリースして世の中の役に立てたい。
来期の事業展開のために、このくらい売上を増やしたい。
自分の役員報酬はこのくらいにしたい。
借入金を返しても十分な手元資金があるようにしたい。
優秀な人材を採用して、営業拡大をはかりたい。
広告宣伝を大きくやって、お客さんを一気に増やしたい。
いろいろ考えると思います。
この社長の考える「いろいろ」を、
今の現状(内部環境、外部環境)を正しく認識したうえで、
1年間を数字で描きます。具体的に。
中小企業ですから、人・モノ・金のリソースは限られてます。
あれもこれもできるわけではありません。
計画を立てながら、やるべきことの優先順位を決めていくのです。
そうして出来上がった計画は、1年間の地図のようなものでもありますが、
毎月の結果の「良い」「悪い」の価値判断基準、すなわち「モノサシ」になるのです。
前期と比べるのも大事です。
ですが、その会社の、その期のモノサシで判断することはもっと大事だと思います。
計画よりもよい結果がでれば、何がよかったのか?
どんな動きが功を奏したのか?
どの商品・サービスが特に受け入れられたのか?
自社の強みが見つかるかもしれませんね。
よくなければ、その原因を考え、打ち手や対策を考えますね。
また、自分の読みがどう甘かったのか、どこにギャップがあったのか。
次はどうしたら、改善できるのか、知恵を絞ることができます。
計画がなければ、この比較はできません。
前年との比較のみでは、情報不足だと思います。
計画を作る意味は、「計画通りに事業を進めるため」だけではなく、
業績判断の「モノサシ」作りにあると思います。
しっかり作った経営計画と、毎月の業績管理とのセットで気づきをたくさん得られます。
たとえブレてしまっても、そこから考えることがたくさんあります。
作るだけでなく、毎月活かして成長につなげる
ご自分の会社だけの「モノサシ」=経営計画、作ってみませんか?